最近は家にいる時間が多いので、ずっとやりたかったベリーダンスのリサーチをちょこちょことしています。
ベリーダンスといってもたくさん種類があり、もちろんそれぞれわかっているけれど、
もっと深いところを知りたく、ひとつのトピックを絞ってそのリサーチをしています。
で、今はBaladi。
Baladiと言えば、近年のベリーダンス界で論争?と言ったら大げさだけど、
discussionがされているトピックではないかと思います。
もともとBaladiはショーの為の踊りではなく、エジプトで女性が内輪だけで踊るものですが、
2000年代位からModern Baladiなるものが出だし(おそらくアルゼンチン発祥)
BaladiはBaladiであって、New Maladi、Modern Baladiなぞない、
いやいや、Artは自由だ!なんて意見が飛び交っている気がします。
踊りを比べると、本来のBaladiは重々しくearthyに踊るのに対し、
Modern Baladiは激しくヘッドフリックが入ったりとショー向けのアレンジとなっています。
色々と調べていると、特にエジプト人の先生方はModern Baladiは受け入れられないように感じます。
やはり、Baladiはエジプト発祥、そしてさらにエジプト人の心が入った踊りなので、
外国人によってModern Baladiなんて勝手に作られるのに抵抗があるのでしょうか。
私は最初、Artは自由じゃん!と、特にModern Baladiについて深く考えていませんでした。
でもBellydance PodcastでMohamed ShahinがどうしてBaladiはBaladiであるべきなのか聞いて
自分でも日本の文化に例えて考えてみました。
よく考えたら、海外に住んでいると、日本の文化が間違って理解されていてカチンとくることってあるなと。
以前、オーストラリア人の若者に、「私、お寿司大好き!Shishi Trainよく行くの」って言われて、
「へー、どんなお寿司が好きなの?」って聞いたら写真を見せてくれたんだけど…
なんと!
酢飯でもなんでもない、赤米の巻き寿司、いやもう巻き物(寿司ではない)に
照り焼きチキンと、クリームチーズが入っており、
その上に、オーロラソースがどばっーとかかっている…
いやいや、それ寿司じゃないし!
だいたい日本で寿司と言ったら握りだし!
自分の国が誇るものが、外国人に間違って理解されていたら、ちょっとイラっとするなと
寿司とBaladiが一緒に感じました…。